人生単位のタイム・パフォーマンスではいい結果が出ると信じることができるのは、今まで読んできたたくさんの小説のおかげだ」(写真:metamorworks/PIXTA)Z世代を中心に「タイパ」を重視する人が増えている。『ファラオの密室』で2024年「このミステリーがすごい!」大賞を受賞した白川尚史氏は、「タイム・パフォーマンス、大いに結構である。一方で、それを追求したところで本当に幸せなのか、という疑問は拭えない」という。