サンマが深刻な不漁にあえいでいる。いったい何が起きているのか。時事通信社水産部の川本大吾部長は「2000年以降、日本のサンマ漁が活発化する秋より先に外国漁船が公海上でサンマをごっそり獲ってしまうようになった。国際資源管理機関である北太平洋漁業委員会に規制を訴えているが、聞き入れられていない」という――。※本稿は、川本大吾『美味しいサンマはなぜ消えたのか?』(文春新書)の一部を再編集したものです。写真=