“パラリンピックの父”と呼ばれる人物がいる。障がい者スポーツ大会「国際ストーク・マンデビル競技大会」を創設した、医師のルードウィヒ・グットマン博士(1899〜1980)だ。障がいのあるアスリートによる国際的なスポーツの祭典は、イギリスのいち病院で行われた競技数「1」、参加者数「16」の小さな大会からスタートした。その後、回を重ねるごとに規模が拡大。東京2020パラリンピックでは11,420名にも上る大規模な国際大会と