北朝鮮で公式に商売をするには、市場を利用する。市場の開場時間は地域ごとに異なるものの、最も長いときで午前9時から午後9時まで認められていた。しかし、農村動員に支障をきたすなど、様々な理由で短縮されることも頻繁にあった。開場時間の短縮は売り上げの減少に直結し、商人の不興を買うため、短縮と再延長が繰り返されてきた。中国との国境に接する両江道では2020年5月、それまで午後3時から6時までの営業が認められていた