北朝鮮の人々は、政府のコロナ鎖国により深刻化した食糧難に苦しめられている。絶糧世帯(食べ物が底をついた世帯)に陥り、餓死する人もいれば、生き残るために他人のものに手を付ける人もいる。そんな状況が、また一人の命を奪ってしまった。咸鏡北道(ハムギョンブクト)のデイリーNK内部情報筋が伝えた。事件が起きたのは、豊渓里(プンゲリ)核実験場で知られる道内の吉州(キルチュ)郡だ。今月15日の夕刻、60代のパクさんが