ゼロコロナ政策で事実上の鎖国を行ってきた北朝鮮だが、その門戸が再び開かれようとしている。当局は恵山(ヘサン)や元汀里(ウォンジョンリ)の税関の設備を、コロナ検疫に対応した新しいものにアップグレードする作業を進めている。これはもちろん正式な輸入の再開に向けた動きだが、密輸で生計を立てていた人々や、脱北者から北朝鮮に残してきた家族への仕送りを届ける送金ブローカー業を営んでいた人の間でも、期待が高まって