国連総会本会議は15日、北朝鮮の組織的かつ広範な人権侵害を非難する決議案を、投票なしのコンセンサス方式(議場の総意)で採択した。欧州連合(EU)加盟国が主導し、対北融和を掲げた文在寅前政権時代に距離を置いていた韓国も、4年ぶりに共同提案国に加わった。同種の決議採択は2005年から18年連続。決議は◇拷問、恣意(しい)的な拘禁、性暴力◇政治犯の収容所◇強制失踪◇移動の自由の制限◇北朝鮮に送還された脱北者の処遇