取材相手が突然泣き出してしまったとき、プロの聞き手はどのように対応するのか。ノンフィクションライターの中村淳彦さんは「泣いている理由がわからないときには、『なぜ泣いているのか?』を聞いたほうがいい。そこで諦めてしまえば、相手の本音を聞き出すことはできない」という――。(第2回)※本稿は、中村淳彦『悪魔の傾聴』(飛鳥新社)の一部を再編集したものです。写真=iStock.com/Alexey_M※写真はイメージです - 写