J2で現在(10月17日)18位のヴァンフォーレ甲府が、J1で現在3位のサンフレッチェ広島を延長PKの末に下した天皇杯決勝。順位に33位分の開きがある両軍が決勝を争う構図に、なによりサッカーらしさを覚える。他の競技には見られない事例であるはずだ。そのうえ延長PKの末とはいえ、勝利は弱者の頭上に輝いた。世紀の番狂わせと言えば、1996年アトランタ五輪のブラジル対日本を想起する。日本が1-0で勝利した試合だが、