ほぼすべての国が夫婦別姓を選べる中で、かたくなに「夫婦同姓」を守り続ける日本。法務省の2017年の調査によると、「選択的夫婦別姓」への法改正に賛成する人の割合は42.5%と、反対の29.3%を大きく上回り、職場で旧姓を使う女性たちが、不便を訴える声も強まっている。しかし制度導入が検討されるたびに、一部議員の激しい反発などで頓挫し、昨年は最高裁で、夫婦同姓を定めた民法などの規定を合憲とする判断が下された。選択的