手術直後の女性患者にわいせつな行為をしたとして、準強制わいせつ罪に問われた男性医師の上告審判決は2月18日、懲役2年の逆転有罪判決を言い渡した2審・東京高裁判決を破棄し、審理を高裁に差し戻した。最高裁第二小法廷(三浦守裁判長)の裁判官4人全員一致の意見。判決を受けて、被告人の弁護団は期日後に声明を発表した。以下、その全文。「原判決の事実認定が不合理で著しく正義に反するとした点は当然である。しかし、ただち