覚醒剤密輸事件をめぐり、2020年12月に千葉地裁で開かれた裁判員裁判で、裁判員の一人が第3回公判の始まる約30分前に「紛失した携帯電話を探すため」という理由で辞任していたことがわかった。裁判員の辞任については、裁判員法や政令で病気や介護などの条件が定められているが、裁判所の裁量の広さが明らかになった形だ。被告人側は「裁判員によっては異なった内容の判決にいたる蓋然性がある」などとして、辞任を認めたことの違