先日、ドライバー本誌で取材をしていたときである。 箱根ターンパイクでロケをしていた。一方、別の取材班も同じ場所でロケ中。手分けをして取材していた2つの取材班との距離は数キロ。簡易な無線機でも通話できそうなほど近くでお互いが仕事に専念していたのである。 そんなとき、僕の取材を担当する編集者Kの携帯がけたたましく鳴った。送信者の主は、数キロ離れた取材班からだった。 「そっちに覆面をした