火星のエリシウム平原で観測を続けているNASAの火星探査機「インサイト」。地下5mで熱の測定を目指す熱流量計「HP3」は地中センサーがうまく掘り進められないトラブルに見舞われていましたが、掘削開始から1年3か月、ついにセンサーのほぼ全体を地中へと潜り込ませることに成功しました。■ロボットアームで「モール」の後端を押さえつつ、約3か月かけて少しずつ前進2020年6月3日、ミッション開始から540ソル目(1ソル=火星の1日