銀河全体よりも明るく輝く活発な銀河中心核「クエーサー」の中心には、宇宙誕生から数億年の時点ですでに超大質量ブラックホールが存在していたと考えられています。今回、「ハッブル」宇宙望遠鏡を使ったクエーサーの観測によって、クエーサーが放射する強い電磁波が銀河そのものの成長を抑制していた可能性が示されています。■星の材料となるガスや塵が光速の数パーセントという速さで吹き飛ばされる中心にクエーサーがある遠方