12月12日に発売し、度重なる増刷が続く入山章栄氏の最新刊『世界標準の経営理論』。本書は800ページを超える大作となっているが、初めから読む必要はない。ビジネスに関わる全ての人が、思考を深化するための辞書のように利用できる。著者は、いま日本の企業にもっとも必要な理論のひとつとして「センスメイキング理論」を掲げる。センスメイキング理論とは「組織のメンバーや周囲のステークホルダーが、事象の意味について納得(