「漢字」、一文字一文字には、先人たちのどんな想いが込められているのか。時空を超えて、その成り立ちを探るTOKYO FMの「感じて、漢字の世界」。今回の漢字は「宵」。夜桜見物に歓迎の宴……、楽しみの多い春の宵です。「宵」という字の古い字体は、うかんむりの下に「小」と書き、その下に「月」と書いてあります。うかんむりは、祖先をまつる霊廟の屋根の形。その下に「小さな月」と書くことで、祖先の霊が眠る部屋に、わずかな