『米軍式 人を動かすマネジメント』(日本経済新聞出版社刊)で提唱されている「OODAループ」について知っている人はあまり多くないだろう。「OODAループ」はアメリカ空軍ジョン・ボイド氏が開発した意思決定プロセスで、観察(Observe)、方向付け(Orient)、決心(Decide)、実行(Act)の頭文字を取ったものである。周囲をよく観察し、方向性を決め、実行に移す。個人の意思決定のスピードを飛躍的に速め、組織の機動力を高め