宮崎謙介前衆院議員の不倫騒動であったり、舛添要一東京都知事の政治資金不正流用疑惑であったり、政治の話題で記憶に残るのは政治家の「醜聞」ばかり。たとえば日本では今、憲法改正の議論が続いているのに、スキャンダルによって重要なはずの議論が霞んでしまっている印象すら受けます。でも、同時に憲法は「分かりにくいもの」。そういったものに人々が興味を抱くことは難しいのかもしれません。大阪国際大学准教授の谷口真由美