デビュー作『君の膵臓をたべたい』の大ヒットが冷めやらぬ中、新作の『また、同じ夢を見ていた』(双葉社刊)が注目を集めている小説家・住野よるさん。『また、同じ夢を見ていた』は、本が好きな小学生の女の子・小柳奈ノ花が、さまざまな人たちとの交流を通して、「幸せとは何か」を追い求めていく物語。「人生とは」「幸せとは」という哲学的なテーマを子どもの視点から切り取った本作は、大人になるにつれて失っていく大切なも