本の話WEB
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シリコンヴァレー×ゲーム×殺人 先が読めない愉悦を堪能する新シリーズ 『ネヴァー・ゲーム』(ジェフリー・ディーヴァー)
『ネヴァー・ゲーム上』(ジェフリー・ディーヴァー) 『ネヴァー・ゲーム下』(ジェフリー・…
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向田邦子の優しい眼差し 『精選女性随筆集 向田邦子』(向田邦子 小池真理子 選)
『精選女性随筆集向田邦子』(向田邦子小池真理子 選) このアンソロジーには、向田邦子(一九二九―一九八一)のエッセイが厳選さ…
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誰も書けなかった、「小田和正」初の評伝 全632ページ!『空と風と時と 小田和正の世界』ほか
あの頃の時代へ連れてゆく、76年の音楽人生の記録 『空と風と時と 小田和正の世界』追分日出子 1970年のデビュー以来、伝説の10日間日本武道…
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ノーベル賞級科学者が多数登場! 最新科学で「アンチエイジング」の限界を超える『老化は治療できるか』ほか 【文春新書 11月のラインナップ】
最新科学で「アンチエイジング」の限界に迫る!『老化は治療できるか』河合香織 今、アンチエイジングの限界に挑むビジネスが世界中で高い注目…
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目頭が熱くなる、ユーミンと小林麻美のドラマティックなリユニオン 『小林麻美 I will』(延江 浩)
『小林麻美I will』(延江 浩) 小林麻美の姿を私が初めて認識したのは、資生堂のCMにおいてだった。当時は、化粧品会社が季節ごとに大々的なキ…
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小池百合子に権力の階段を上らせた日本社会の脆弱さを、陥穽を、心から恐ろしく思う 『女帝 小池百合子』(石井 妙子)
『女帝 小池百合子』(石井 妙子) 『女帝 小池百合子』を単行本として出版したのは二〇二〇年五月三十日、それから約三年半の歳月が流れた。 原…
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麻布競馬場「令和元年の人生ゲーム」ついに最終話! 麻布競馬場「令和元年の人生ゲーム」最終話
第四話 2023年4月、僕は「杉すぎ乃の湯ゆの未来を考える会」にジョインした。杉乃湯は高こう円えん寺じにある老し舗にせ銭湯で、最近はDJ…
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イエス・キリストの正体とは? 日本版『ダ・ヴィンチ・コード』を「目利き中の目利き書店員」5名が絶賛! 『聖乳歯の迷宮』(本岡 類)
『聖乳歯の迷宮』(本岡 類) 栗俣力也(TSUTAYA仕掛け番長) YouTubeでついつい「人類史の謎」系動画をよく見てしまうという方に100%読んで欲しい…
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奈倉有里 × 逢坂冬馬「二人の合言葉は本」 文學界12月号
「文學界12月号」(文藝春秋 編) 実の姉弟であり、同時期に初めての単著を上梓した、ロシア文学者・奈倉有里氏と、小説家・逢坂冬馬氏。対談集『文…
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流し台のない部屋で 『汚れた手をそこで拭かない』(芦沢 央)
『汚れた手をそこで拭かない』(芦沢 央) 覚めたくてもなかなか覚めることができない夢を渡り歩くような読み心地だった。一話、一話、嚙み…
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今野敏「公安外事・倉島警部補」シリーズ 単行本&文庫新刊発売!
警視庁公安部外事一課の倉島達夫警部補が、巧みな情報戦や、時には緊迫感のある戦闘を行い各国の工作員と渡り合う人気シリーズ。 11月に最新刊…
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広重、春信らの浮世絵から想を得た名品7篇、熟達の筆、成熟の境地に酔う 『しのぶ恋 浮世七景』(諸田 玲子)
『しのぶ恋 浮世七景』(諸田 玲子) 惚れ惚れするような熟達の筆に酔いしれた。市井を描いた昨今の時代小説は数あれど、『しのぶ恋浮世七景』は…
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[第10回高校生直木賞レポート]久しぶりの対面開催で“夢のような”議論が続いた
読書は基本的には孤独な営みである。だからこそ、コロナで人と会えない期間にじっくり読書する機会を得て、読書の喜びを再発見した人もいるかもしれ…
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読書の秋にぴったりな「本の話」ポッドキャストで聴いてから読む! 「本の話」ポッドキャスト
ようやく季候も秋めいてきて、読書の秋の到来です!「本の話」ポッドキャストをお聴きの皆さんは、どんな本を読まれているのでしょうか―̵…
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作家の羽休み――「番外編:羽を休めてはいられません」
先日は「八咫烏シリーズ」のアニメ化のお知らせに続き、来年春にお待たせしている新刊『望月(もちづき)の烏(からす)』の刊行予定をお伝え…
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公安外事 VS 台湾警察。ふたつの国の間にある真実とは――倉島警部補シリーズ最新刊!『台北アセット』ほか
舞台は台湾へ。公安外事・倉島シリーズ第7弾! 『台北アセット』今野敏 警視庁公安部外事一課の倉島は、台湾の警察から研修の講師を務めるよ…
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驚き 『お帰り キネマの神様』(原田 マハ)
『お帰りキネマの神様』(原田 マハ) 原田マハさんの小説『キネマの神様』をシナリオに脚色するにあたって、登場人物の魅力的なキャラクタ}…
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遅れてきた青春 『赤の呪縛』(堂場 瞬一)
『赤の呪縛』(堂場 瞬一) これは青春小説ではないか――読了後、そう感じた。 本書の主人公である滝上亮司は三十六歳。青春という…
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推しミス ミステリーフェア2023
今月は恒例のミステリーフェア。 文庫版『汚れた手をそこで拭かない』刊行にあわせて、著者の芦沢央さんが「文春文庫推しミス」を選んでくれ…
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ベトナム、ロシア、中国の封じられた関係を追え! 公安外事・倉島警部補シリーズ第6弾『ロータスコンフィデンシャル』ほか 【文春文庫 11月のラインナップ】
公安外事・倉島警部補シリーズ第6弾!『ロータスコンフィデンシャル』(今野敏) ロシア外相来日のため随行員の行確を命じられた警視庁…