能年玲奈“クリぼっち”だった、「海月姫」メンバーとニコ生に初降臨。

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女優の能年玲奈(21歳)が12月24日のクリスマス・イブに、映画「海月姫」チームと共にニコニコ生放送に登場した。

オタク女子“尼〜ず”のひとりである、馬場園梓と篠原ともえ、さらに、原作者の東村アキコ先生が参戦し、MCは本作の劇伴を担当したヒャダインこと前山田健一が担当。能年はニコニコ生放送に登場するのは初めてのことで、1時間たっぷり、「海月姫」についてのトークを繰り広げた。

軽快なヒャダインのMCからスタートした番組は、ピンポーンというチャイムとともに、まずは原作者である東村アキコが登場。「キャストが難しいだろうと話していました。ここまでピッタリの人たちがやってくれたのは奇跡です」と映画化あたっての喜びを語った。

ビジュアル解禁した当初から再現率の高さが話題になっていたが、ニコ生ユーザに「誰が一番似ているか?」の質問を投げると、「馬場園梓」の声がダントツ。「あまりにも似ててびっくりしました。はじめて撮影に行ったときに千恵子3Dだと思った」と東村も想像を超えていたようだ。

各キャラクターは東村が日頃付き合いのある雑誌の編集者などがモデルとなっているが、長谷川博己が演じた童貞エリート・修こと通称シュウシュウは、「大学の時のいけだしゅういち先輩がモデルです。見た目も性格も。彼女はいたのですが、童貞であってほしいなという思いを込めて」と、誕生秘話を語った。

原作と映画で大きなポイントとなるのがファッション。尼〜ずと蔵之介が開くファッションショーだけでなく、普段の蔵之介のファッションは少しレトロで可愛く時代を超えて愛されるファッションだ。「連載当初は雑誌などを参考にしてたんです。でも、連載していくうちに雑誌参考にしてたら古くなるなと思って、私の想像で描いています」と東村のセンスが光るファッションになっていることが明らかになった。

次に登場したのは和物オタク・千絵子を演じた馬場園梓(アジアン)。「千恵子さんに似てるって言われて嬉しかった。太っててよかった」とニコ生の声に喜びを語り、笑いを誘った。

「アニメで千恵子さんの声が低くて感情がでない感じだったんです。感情がでないようには意識しました。あまりにも親近感がわいていたので楽しかったです。コントみたいな感じで」と、役作りについて語った。

また、女優初挑戦となる馬場園は「雨のシーンで雨ふらしを初めて経験しました。着物のなかカッパをきていたのですが、下着もろともビシャビシャになりました」と苦労話も。千恵子は着物しか着ない役だったため「帯が苦しかった」と語るも、「着物大好きだったんです。着物が来たくてわざわざ割烹料理やでバイトしたり。着物来てチャッカマンで火をつけるのをやりたかったんですよ」と、千絵子との共通点を語った。

馬場園曰く、現場をひとつにしたのが篠原ともえだという。「初日の顔合わせでLINEしよと誘ってくれて、一つになれる環境を作ってくれた」。

ここで、枯れ専(枯れたオジサマに萌えるオタク)・ジジ様を演じた篠原が登場。「ほぼノーメイク。ファンデーションをほのかに塗るぐらい。カツラのほうが時間がかかった。キレイにメイクしていただかないほうが役に没頭できますね」といい、「ユーレイの声『うらめしや〜』をすごく練習しました。台本読みのときに震えるのがいいねっていう話で。みなさん個性があるのですが、まややが低い声なので逆に高い声でいこうと」と役作りについて語った。

何度も撮影現場を訪れた東村でさえ、「撮影現場で唯一気付かなかった。あ!あれが篠原さんだったのか!とびっくりした」というエピソードが。「全然目を合わせてくれないから怒ってるのかなって(笑)。地味な存在なので、気配を消すことを覚えました。先生に気付かれないってことは、すごい力になりましたね」と役になりきっていたことに対して自信につながったようだ。