しかし、苦労はそれなりにあったといい、「一番つらかったのが、石化。現代のオシャレ人間にあった時、石化になるんですけど、それが3分ぐらいキープするんです」というが、「オタクは夢中とか没頭の擬人化だと思っているので、表現するのは楽しかった」と撮影を振り返った。

さらに、「ジジはオジサマが着ていたブランドの服を着てオジサマの匂いを感じて想像している」と役柄を自分なりに分析したことを明かすと、東村が「その設定はなかった!けど、これで1話書ける!今度書きます!」といい、篠原原案が実現する日も遠くなさそうだ。

「なぜこの役を受けたのか?」という問いには、すかさず「能年ちゃんに会えるから!」と言うと、ヒャダインも「僕もですけど!」とかぶせ、国民的女優・能年玲奈の出演が決め手だったという。

そして、最後にクラゲオタクの月海(つきみ)役を演じた、能年玲奈が登場すると、「可愛い」「天使」「8」の文字が画面を埋め尽くした。ニコ生独自の用語に関して「勉強してきました!『8』『ノシ』も!」という。能年は月海と同じで没頭すると周りが見えなくなるといい、裁縫オタクである篠原中心で発足した「尼〜ず手芸部」では、熱心にクラゲのぬいぐるみを作っていたことを明かし、実際に能年が作り、月海の部屋にも飾られた、3種類のクラゲぬいぐるみを公開した。

最後は、みんなでクラゲの絵をかいてお披露目し、「オモチャ箱をひっくり返したような映画。『ロッキー・ホラー・ショー』のようにコスプレしたりしてお祭り気分で楽しんでほしい」と笑顔で語り放送は終了した。

放送終了後、東村から能年、馬場園、篠原にそれぞれのキャライラストをクリスマスプレゼントというサプライズも。ニコ生を終えて、「こうやって皆さんと番組ができて嬉しかったです。ニコ生も始めて出させていただいたのですが、楽しかったです。88も楽しかったです。クリスマスは、何も予定がなかったので、ニコ生が入ってよかったです(笑)」(能年)、「あっという間の1時間で貴重で楽しい時間を過ごせました」(馬場園)、「偶然なんですけど、みんなクリスマスカラーでお洋服がおそろいのトーンだったので、海月姫の撮影が終わっても、尼〜ずは繋がり合ってるんだなというのを感じました。今度はコスプレでパーティしたいな。尼〜ずもコスプレみたいな感じなので、それで番組を楽しんでもらえたら」(篠原)、「クリスマス・イブに豪華な方と共演できて、最高でした。思い出の夜になりました。いつも家で、漫画ばかり書いてるので。あとニコ動も面白いなと思って。ニコ動ユーザーいい奴じゃん、みたいな(笑)」(東村)、「音楽をやったので、誰よりも映画を観ている自信があります。今日は裏話を聞けたので、一ファンとして、貴重な経験になりましたね。あとぼくも毎年クリぼっちなので、何もないです(笑)」(ヒャダイン)とコメントし、能年、ヒャダインともに“クリぼっち”だったことを明かすと、篠原が「ニコ生がなければひとりぼっちだったってこと? じゃ、くらげぼっち、くらぼっちですね」と返し、舞台裏でも海月姫チームは和気あいあいとしていた。

映画「海月姫」は12月27日(土)全国ロードショー。