『理想の花嫁と結婚する方法――児童文学作家トマス・デイの奇妙な実験』(ウェンディ・ムーア著、鈴木涼子訳、原書房)

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理想の花嫁がいなければ、作ってしまえばいいんじゃない?

映画『マイ・フェア・レディ』『プリティ・ウーマン』のように、「理想の女性を作り上げる」といった筋立ての物語は少なくない。もしかしたら、世の男性には、多かれ少なかれ潜在的にそうした欲求があるのかもしれない。とはいえ、それはあくまでフィクションの話。実際にそんなこと……あるんですね、これが。

『理想の花嫁と結婚する方法』を読んだうえで「僕の理想の女性はねー」なんて語れますか? 私は無理だなぁ……。
(辻本力)