『返事をくれない彼氏を追い込んでます。』(メディアファクトリー)

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彼氏が好きすぎて重ーい恋愛をしている彼女が、返事をくれない彼氏を「既読じゃん…」「返事マダ?」と追い込んでいる、LINEクリエイターズスタンプの「もっと私にかまってよ!」。累計ダウンロード数が16万を超える大人気スタンプです。
最近ではダ・ヴィンチニュースでも連載を始め、書籍の発売も控えている作者・森もり子さん。仕事の話や恋の話を聞かせてもらいました!

■書籍、スタンプ……広がる森もり子ワールド

──LINEクリエイターズスタンプをきっかけにして、クリエイターとしての活動を始めているもり子さん。11月には書籍も出ますね!

もり子 LINEスタンプをもとにした本が2冊出ます。……今、めっちゃ書いてます!

──修羅場中だ! 全部書き下ろしですか?

もり子 そうですね。1冊は4コマ漫画。スタンプの女の子の「もり子」と、その彼氏と、元カレと、元カレ2と。

──元カレ、結構多いですね。

もり子 女友達と話してるシーンも多いです。ガールズトークみたいなものが漫画になっていると思ってもらえれば。一応フィクションですけど、私の経験に基づいたものです。もう1冊のほうは、イラストエッセイ。「恋愛のあるある」ネタを、文章と絵、ときどきコラムでばーって書いてます。

──「Y!Mobile」の公式スタンプや、カメラアプリ「PopCam」のお仕事もなさってますね。

もり子 「Y!Mobile」のほうはモデルの椎名ぴかりんちゃんとのコラボスタンプ。同時期に流れていたCMを再現したデザインにしています。「もっと私にかまってよ!」のスタンプをベースにして、ぴかりんちゃんらしさやかわいさも出す、というお話でした。かなり自由にやらせてもらいましたが、自分のLINEスタンプがこうやって広がっていくのはすごくいいなと思いました。

──「PopCam」は、Twitterで創作時のエピソードを呟いてましたね。

もり子 そう、「デザインの参考に……」って、カップルの写真がめっちゃいっぱい送られてきたんですよ! やばかった。ディープなキスしてる写真とかなんですけど、目の前に半分飲んだビールと食べ残したつまみがおいてある。

──リアルだ! ……もり子さん自身の恋人とのツーショットを参考にされたりは。

もり子 してないですね。2人の写真ってほとんどない。基本的に、私が相手の写真を撮ってます。角度とかポーズとか表情とかをカメラマンばりに指定して。遠距離恋愛なんですけど、会うたびに写真撮ってますね!

──えー、見たい!

もり子 見ますか?

──えっ、いいんですか?

もり子 もちろんです! 私、ノロけるのがすごく好きなんです。他の人にもいっぱいノロけてほしい。老若男女ノロけられる世界になったらいいなと思ってます。

■5年付き合っても「相手の全部が好き」

──もり子さんのノロケを思いっきり聞かせてください!

もり子 今の恋人とは付き合って5年ですけど、相手の全部が好き。欠点がないと思う。電話でも毎回「好き」って言うし、LINEでも「好き」って言うし、実際に会っても「好き」って言います。

──5年ってけっこう長い。よっぽど出会いが鮮烈だったんですか?

もり子 うーん、どんどん好きになっていった感じですかね。大学の学園祭をきっかけに知り合いました。準備期間中ずっと一緒にいて、いつの間にか好きになって……わー、ちょっと恥ずかしくなってきた! こ……ここ、スカイツリー見えるんですね!(照れながら話をそらそうとする)

──スカイツリー高いですね〜。ちなみに告白ってどちらから?

もり子 私からしました。「付き合おうじゃないですか!」って。

──どんなシチュエーションで。

もり子 福岡のキャナルシティで、クリスマスに告白しました。事前に下調べして、「この場所で告白しよう!」っていうのも決めてた。でも当日、その場所ですっごいマイナーなアイドルが来てて。ファンのオタクがワーワーやってるんです。

──オタ芸を……。

もり子 それが全然終わんなくて! 「ここで告白しよう」と決めてたから、そこからどうにも動けなかった。ずっと1時間ぐらいオタ芸を見て、いなくなったら即告白しました。

──お付き合いする前と後だと、やっぱり相手への接し方は変わりますか?

もり子 最初は緊張してたけど、今は甘えまくってますね。もはや日本語を喋ってない。

──よく、カップルのあいだだけで通用する言葉とかを聞きますが、もり子さんにも……?

もり子 ぬいぐるみに名前つけて、その名前からできたあだ名で相手を呼んだりはしますね。「ベイビーココ&ナッツ」のぬいぐるみを一体ずつ持ってるんですよ。オランウータンなので名前が「うーたん」。で、そこから発展して「ぷーたん」って呼んだりして……大丈夫ですか? このノロケ、聞いてて楽しいですか?

──いや、楽しいです。最近人のノロケを聞くことしか楽しみがなくて……

もり子 えっ、どうしたんですか?(以降、恋愛相談が続く。省略)

■「恋愛がいちばん大事」な理由

──もり子さんの恋愛はものすごく重くて、相手が困っているようなイメージでしたが、そうでもないんですね。

もり子 いや、重いと思います。今の相手がそれを負担に思わない相手なだけで、相性じゃないかなと。そういうところも含めて大好き……。

──重くて失敗したことはありますか?

もり子 たくさんあります。フラれてばっかりですし、相手のほうが重くて別れる時に大変なことになったことも。私、高校時代、相手とのキスプリ(キスを撮ったプリクラのこと)をペンケースの内側に貼ってたし、メールアドレスに相手の名前を入れたりしてたので、そういうのが苦手な人は重く感じると思う。

──高校時代の恋愛も今と同じような感じだったんですか?

もり子 今よりもおかしかったですね。相手のことを授業中ずっと見てたり、朝昇降口でちょっぴり待ち伏せて偶然を装って挨拶したり。……バレてたんでしょうかね。バレてましたよね。恥ずかしい……。

──初恋の時からずっとそういう。

もり子 うーん、実は、初めて「この人が好きだな」って思ったのは、中学校3年生。ちょっと遅かったんです。そのときはなにも行動できなかった。中学のときは暗い学校生活だったし、いやな思い出しかなかった。高校になって初めて恋人ができて、すごく幸せだったんです。

──幸せ。

もり子 すごく肯定されている感じがあった。私、恋愛が人生で一番大事って思うくらいですけど、それは自己肯定を得られるからかもしれない。人生の目的や幸せって、肯定されることだと思います。

今回のインタビューでは、この他にも、もり子さんの恋愛失敗エピソードや、LINEを使ったいちゃいちゃエピソードなどもガッツリお聞きしました。【追記】公開されました!→「世界で人気のカメラアプリ【PopCam】で活躍中のクリエイター“森もり子”の「ウザ可愛い」恋バナを聞いてきた」

【カメラアプリPopCam】
http://popcam.jp/

【もっと私とつながってよ!】
http://ymobile.jp/r/sns/ln/dl/
※URLはスマホ・タブレットからのみアクセス可能

(青柳美帆子)