33歳で海外挑戦のA・コール「イングランド人は海外を怖がっている」

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 ローマへの加入が決定した元イングランド代表DFアシュリー・コールは、同クラブ初のイングランド人選手となった。15日にクラブ公式記者会見で、同選手は海外挑戦への意気込みと共に、イングランド人の海外移籍が少ない理由を語っている。

 昨シーズン限りで8年間過ごしたチェルシーを退団したA・コールは、7日にローマとの2年間の契約にサインした。

 A・コールはローマ加入について、「このクラブは、大きく野心的だ。自分にとって、素晴らしいチャレンジとなるはずだよ」と、33歳にして海外移籍という新しい挑戦に期待をこめたコメントをしている。

 一方で、これまでのセリエAの歴史の中でイングランド人選手が非常に少ないという点を踏まえ、イングランド人が海外でのプレー経験が少ないことについて自身の見解を以下のように述べている。

「たぶん、イングランドの選手は海外に移籍するのを少し恐がっているんじゃないかな。彼らはイギリスの文化に慣れているし、自分の国にいるのが一番だからね。ただ、僕は今回の移籍を通して、新しい言語と文化に触れることができるチャンスを非常に嬉しく思っているよ」

 また、この会見の中でA・コールは、ローマを率いるリュディ・ガルシア監督についても言及している。

「良い監督というのは、自分の指導する全ての選手を最後まで戦わせることができるものなんだ。僕はこれまでのキャリアの中で、ヴェンゲルやモウリーニョ、スコラーリといった偉大な指揮官の下でプレーしてきた。そして、このローマでも同様の素晴らしい指揮官と仕事ができることを確信しているよ」

 アシュリー・コールは1980年生まれの33歳。アーセナルの下部組織出身で、トップチーム昇格後、2006年までプレーした。同年にチェルシーへ移籍し、数々のタイトル獲得に貢献。2013−2014シーズンはプレミアリーグで17試合出場にとどまり、シーズン終了後に退団を表明、ローマ加入が決定した。

(記事/超ワールドサッカー)