オムニバス形式で10組の家族の物語を描くTBSドラマ「おやじの背中」。トップバッターは岡田恵和×田村正和・松たか子。13日夜9時からスタートする。写真は1987年にTBS系列で放送された「パパはニュースキャスター」シリーズ。

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10人の脚本家が、10組の親子を描くオムニバスドラマ「おやじの背中」シリーズが今週末、7月13日にスタートする。
日曜夜9時からのTBS「日曜劇場」。
「半沢直樹」や「ルーズヴェルト・ゲーム」が話題になった、あのドラマ枠だ。
一話完結のオリジナルドラマ。親子を演じる俳優陣も毎回変わる。

日曜劇場(旧・東芝日曜劇場)はもともと、1時間ものの単発ドラマを中心に放送する名物ドラマ枠として1956年に放送開始。1993年に連続ドラマ枠に移行するまでは民放で唯一の単発ドラマ枠だったという歴史を持つ。同ドラマ枠で単発ドラマを連続して放送するのは橋田壽賀子による家族ドラマシリーズ「おんなの家」(1993年)以来、21年ぶりとなる。

第1話「圭さんと瞳子さん」(7月13日放送)

NHK連続テレビ小説「ちゅらさん」や「最後から2番目の恋」などで知られる岡田惠和が脚本を担当。寄り添うように暮らしてきた父・圭太郎(田村正和)と娘・瞳子(松たか子)に訪れる転機を描く。

田村正和と松たか子はドラマ「じんべえ」(1998年、フジテレビ系)以来、16年ぶりの共演。
「パパはニュースキャスター」シリーズをはじめ、さまざまなドラマでチャーミングな父親を演じてきた田村正和。70代に突入してもなお、親子というより年の離れた恋人同士に見えるのがすごい。

第2話「ウエディング・マッチ」(7月20日放送)

脚本担当は坂元裕二(「それでも生きていく」「最高の離婚」など)。
元プロボクサーの父を役所広司、父の指導のもと五輪出場を目指す娘を満島ひかりが演じる。
予告動画の冒頭で「こっちは27年間捧げてきたんだ!!!」と叫ぶ満島ひかりは大迫力。
「夢を見るのって刑務所に入るようなものだったよ……お父さん」というギョッとするセリフも。
田村正和×松たか子の静謐さとはまるで真逆の、沸騰系親子がめちゃアツい!

「10人の脚本家には “おやじの背中” というテーマだけをお伝えし、あとは自由に書いていただいたのですが、見事に全部違った話になっている」
(「おやじの背中」公式サイト)というプロデューサーの言葉通り、物語も空気感もぜんぜん違う。予告動画を見るだけで、もう楽しい。早く見たい!

脚本家と主な出演者はこちら。

第1話 岡田恵和×田村正和・松たか子
第2話 坂元裕二×役所広司・満島ひかり
第3話 倉本聰×西田敏行

以下、放送日未定(50音順)
池端俊策×大泉洋
井上由美子×未定
鎌田敏夫×渡瀬恒彦・中村勘九郎
木皿泉×堀北真希・遠藤憲一
橋部敦子×未定
三谷幸喜×市村正親
山田太一×渡辺謙・東出昌大

(島影真奈美)