順位を下げた手嶋、最終日の巻き返したなるか!(撮影:福田文平)

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<日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills 3日目◇21日◇宍戸ヒルズカントリークラブ・西コース>
 茨城県にある宍戸ヒルズカントリークラブで開催中の国内男子メジャー「日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills」3日目。今大会終了後に賞金ランク2位以内に入り「全英オープン」出場権獲得を目指す手嶋多一はこの日“73”とスコアを落とし21位タイに下がるも、最終日に望みをつなげた。
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 前半から苦しいラウンドだった。2番でバーディを奪うも続く3番でティショットをクリークに入れてしまいボギー。そこから6番、8番でもボギーを叩き、前半1バーディ・3ボギーとスコアを2つ落とす。
 後半、ここまでの2日間ノーボギーのインコース。今日も14番、15番で連続バーディを奪いスコアをイーブンに戻すも、17番でボギーを叩き、続く18番でもティショットが右の林に入ってしまう。出すだけ、ということも考えられたがキャディと「行っちゃおう」とクリークを握り勢いに任せて放った打球は、20メートルの高さの木を越えグリーンに乗せるスーパーショット。巻き起こる大歓声に両手を挙げて応えた手嶋。結局このホールをパーでしのぎきり全英出場に向けて可能性を残し最終日を迎える。
 今日が終わった段階で「全英オープン」出場権獲得は他の選手との兼ね合いもあるが、18位以内に入ることが最低条件となる。この状況に手嶋は「前半でボギーを叩いてしまっている。何とか前半で流れを作っていきたい」と昨日、今日と共に3ボギーを叩いたアウトコースを課題に挙げた。
 「ビッグスコアを出さないと」と気合を入れなおして会場を後にした手嶋。メジャー大会連続優勝は厳しくなったが、全英出場に向け45歳のベテランはベストを尽くす。
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