恋愛×サプライズ#23 安物買いからの脱却 バーゲンで後悔しない「たった1つの質問」
バーゲンという言葉。女性なら反射的に飛びつくことも多いですよね。必要なものをいつもより安く買えるのは、本当にありがたい。でも、余計なものを買って結局後悔すること...ありませんか?
よくてちょっとした節約、往々にして「ただの無駄遣い」
私もかつてはとにかくバーゲンが好き、というよりバーゲンに目がないというくらいの人間でした。「東京バーゲンマニア」とは、私のことではと思ったほど。普段は買わないブランドでも、お得だと言われればなんとなく物色したくなるから不思議です。
当時は「今しかない!」 という焦りのためか、バーゲンごとに手を出し、よくてちょっとした節約、往々にして無駄遣いをしていたものです。
ある時期からこのままではマズイ! と思い、マジメに自分なりの「バーゲンの再定義」をしました。それは「いつもよりワンランク上を体験するチャンスと言えるかどうか」。以降は、必ず自分に問いかけるようにしています。
たとえば、私はボディケアコスメやエステに決まったお金はかけていません。なので、このジャンルのバーゲンは「ワンランク上の体験だ!」と普段は買わないインポートのコスメを楽しむなどします。記念日や大切な日に向けてのボディケアは、自分を高めていくような感覚もあってちょっと心も躍るのです。
アパレルやグルメでの「ワンランク上」とは?
アパレルブランドのバーゲンも、かつては旬なデザインのトップスなどに目が行きがちでしたが、高くても素材がよく長く使えそうなコートや靴などをチェックするようになりました。いつもよりワンランク上のアイテムが何点かあると、だんだん長く使えるアイテムを選べる目も養われてきます。
飲食店では、少し敷居の高い店の手軽なランチメニューを楽しむのはバーゲンに行く感覚と近く、その体験をもとに記念日の奮発ディナーの店を決めることが多いです(この方法は、連載#20でもご紹介しています)。
ワンランク上、という感覚は人それぞれ。私の例もささやかなものだと思いますが、それでも「ただの節約」や「無駄遣い」よりはずっと心豊かになれます。年末年始からスタートする冬のバーゲンでは、お得にプラスして自分基準の「ワンランク上」を設定して、心豊かになる体験をしてみてはいかがでしょうか。
お知らせサプライズ研究所のホームページ(http://surprisek.com/)をリニューアルしました! 東京バーゲンマニアの記事には収まりきらなかったサプライズ情報も掲載しています。記念日のお店探しやプレゼント選びにのぞいてみるのもオススメですよ。
袴田玲子日本で初めてのサプライズに特化した企画立案の会社、株式会社サプライズ研究所の代表取締役・主席研究員。2011年、クリエイターの力による魅力的なサプライズを幅広く提供するため、サプライズ研究所を設立。「サプライズ」「記念日」「ギフト」などの企画を得意とし、個人へのアドバイスや企業のイベントなどで活躍。Facebookページはこちらから。