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どんなにステキな服でもシワが入ってヨレヨレだと台無し。逆に、ピシッとアイロンのきいた服は、それだけでスマートに恰好よく見えるものです。身だしなみを整えると、気持ちまでパリッとしませんか? そこで、家庭でもプロの仕上がりに近づける、アイロンがけのポイントを紹介します。

■ポイント1:洗濯時に脱水時間を短くする!
意外と盲点なのが、脱水。脱水時間が長いと乾燥したときにシワが残ってしまうので、脱水は短くするのがポイントです。洗濯物に水分が残っていると、干している間に水分が下へ下へと落ちていきシワができにくくなります。シワになりやすい衣服であれば、数秒程度脱水して一度止め、脱水機の中にある衣服の形を整える、という作業を繰り返してみましょう。脱水後はそのまま放置せず、すぐに干すのも基本中の基本。シワを伸ばしながら干すことも忘れずに!

■ポイント2.綿素材には霧吹き&ドライアイロン!
クリーニング店では、ワイシャツを乾かさず、濡れたまま高温のプレス機を使ってアイロンをかけています。でも、残念ながら家庭のアイロンはそれほどパワーがないので、濡れたままというわけにはいきません。綿素材のワイシャツなどのアイロンがけのポイントは、霧吹きを使ってしっかりと繊維に水分を与えることです。スチームを霧吹きの代わりだと思ってはだめ。スチームの水滴は細かすぎて繊維に残らず、十分な水分を与えることができないからです。繊維に水分を与えたうえで、ドライアイロンでシワを伸ばして乾かしましょう。

■ポイント3.シャツの襟、袖口は裏が大切!
アイロンは、細かい部分からあてましょう。ワイシャツなら、袖口→袖→襟→肩→身ごろといった順番がおすすめ。特に、襟や袖口は生地が厚くなっているので、まず裏側からしっかりと縫い目を引っ張りながらかけるのがポイントです。裏側がしっかりプレスできたら表側も同様にあてます。襟や袖口、胸元などはジャケットを着ていても目立つ部分ですから、ここだけでもパリッとしていると随分印象が違いますよ。

■ポイント4.かけた後はすぐにハンガーにかける!
プロの仕上がりが違うのは、アイロン台の下側から熱や蒸気を吸い込む装置がついていて、衣類の熱をすぐに冷ますことができることも大きいそうです。衣類の熱が冷めるときに繊維が固定されるので、この「冷ます」過程も意外に重要。衣類に水分や熱が残った状態で整えないで放置すると、またシワがついてしまいますからご注意を。アイロンをかけた後は、きちんとたたむかハンガーにかけておきましょう。

アイロンがけは、各種調査で「嫌いな家事」の上位にランクインしているようですが、クリーニングに出さずに家でやれば節約にもなりますよね。明日の自分やパートナーのために、面倒がらずに、パリッと仕上げてみませんか? パパがマスターすれば、家庭内での株が上がること間違いなし!? かもしれませんよ。

文・坂本 佑