子供を遊ばせないとケチになる―オーストラリア研究結果

写真拡大

まだ幼稚園に入るくらいの年から「英才教育」と称して、自分の子供にたくさんの習い事をさせたり、塾に行かせたりする大人がいます。

子供の知識が増えて行き、賢くなっていくのを見るのは親としてうれしいことですが、その詰め込み教育が子供の人格の発達に悪影響を与えることが明らかになりました。

オーストラリアのLEGOの研究によると、子供たちに十分な遊びの時間を与えてあげると、手をたたくこと、整理整頓をすること、そして友達と物を分け合うことを学べるそうです。
もし遊びの時間が極端に少なかったら、子供たちはこれらのことが学べないので、将来「わがまま」のレッテルを貼られて、人間関係がうまくいかなくなる可能性が非常に高くなります。

自分のものは自分だけのものという歪(ゆが)んだ感覚がしみついてくので、友達に自分のものを分けてあげるという簡単なことができなくなってしまうのです。

子供を遊ばせる時には、子供だけで遊ばせるのではなく必ず大人が付き添ってあげると、子供は人生を生きるために必要な知識を得ることができるようになります。

ニュージーランドの共働きの両親たちは平均でなんと1日1時間しか子供と過ごす時間がないそうです。日本でも同じような状況に陥っている家庭は多くあります。

子供たちと遊ぶ時間をつくるのは、子供の健全な人格成長に欠かせないことなので、ぜひ1日1時間以上の時間を作り出しましょう。あまりにも忙しい場合は、週末などの時間を利用するとよいでしょう。

英才教育も素晴らしいですが、人間として基本的なことを教えるほうがもっと重要なのです。

参考:mportance of playtime revealed in new study
http://nz.lifestyle.yahoo.com/health/family/article/-/18660940/importance-of-playtime-revealed-in-new-study/