コーチが総合ブランド化 シューズに続き女性向けウェア拡充

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 「COACH(コーチ)」が、2013年ホリデーコレクションからウィメンズウェアの展開を拡大する。9日に都内で開催された展示会では、これまでよりもバリエーションを増やしたアウターをはじめ、女性向けのドレスやニットなどが初登場。バッグや革小物を中心に、すでに展開を拡大しているシューズを含めトータルで提案する「360度 ライフスタイル・ブランド」を目指すという。

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 「COACH」は、トップの交代をはじめとする組織の再編に伴い、Reed Krakoff(リード・クラッコフ)の後任としてエグゼクティブ・クリエイティブ・ディレクターにStuart Vevers(スチュアート・ヴィヴァース)を起用した。同氏は「LOEWE(ロエベ)」のクリエイティブ・ディレクターで、「COACH」を本格的に手がけるのは2014年以降。ウェアカテゴリの拡充は、新しいステージに向けたアプローチのひとつだという。

 ウィメンズウェアについて、これまでは限られたデザインのアウターのみの展開だったが、ホリデーコレクションでは「The City We Love」をキーワードに「COACH」ならではのNYスタイルをトータルで提案。ブラックやグレーをはじめヴァーミリオンやグリーン、ターコイズをアクセントカラーに使用して、上質な素材をフレッシュなフォルムに仕立てた。キーアイテムは、ウールのピーコートやケープ、ツイードを使用したチュニックドレス、ラビットファーのスリーブレスチュニック、シャツドレスなど。ホリデーコレクションではその他、ウィメンズのハンドバッグやシューズの新作、メンズではビジネス向けのバッグが充実し、11月から順次発売が予定されている。価格帯は、ニットがドレスやコートが10万円台〜、ファー素材のチュニックやレザー素材のパンツが20万円台〜。