キャシー・ベイツ

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人気ドラマ『glee/グリー』を世に送り出したライアン・マーフィーが手掛けるホラードラマ『アメリカン・ホラー・ストーリー』は、類を見ない恐ろしさとスタイリッシュな演出で視聴率も絶好調だ。そんな同作のシーズン3の詳細が明らかになった。先日、ロサンゼルスで行われたPaleyFestのパネルセッションに参加したマーフィーはじめ出演者らが語ったという。

シーズン3の目玉は、オスカー女優のキャシー・ベイツが出演すること。「これまでで最も恐ろしい女の役」と語るキャシーと、『アメリカン・〜』でゴールデン・グローブ賞やエミー賞など多数の賞を獲得した同作の顔であるジェシカ・ラングとの、共演ならぬ"恐演"はとんでもないことになりそうだ。

キャシーとジェシカは仲の良い友達という。それを知ったマーフィーが、何とかドラマに出演してもらいたいということでラブコールしたのだとか。昨年は乳がんのため両乳房切除手術をしたキャシー。マーフィーも、「いろいろとあったことでしょうし、出過ぎたオファーかもしれないですが、数週間のうちに返答いただければ」と打診したという。すると、その1時間後。マーフィーの電話は鳴り、キャシーの出演が伝えられたのだとか。

「私は何でも早いの」とジョークを飛ばしたキャシー。実は、同作のファンだったという。「シーズン1でハマったわ。昨年の夏にジェシカとニューヨークで飲んだ時、『マーフィーに伝えて。このドラマなら何でもやるわって』って懇願したのよ」と明かす。また、アカデミー賞を獲得した映画『ミザリー』の役とも比較されるだろうけれど、とてつもなく楽しみにしているとも語っている。

シーズン3のタイトルは、『アメリカン・ホラー・ストーリー:Coven(原題)』。Covenとは、魔女の集まりを意味するが、これにかんしてマーフィーも否定はしていない。ただし、「そうだね。いろいろあるけれど、言葉のとおりだよ」と意味深に語ると、何年も温めた話だからと自信をのぞかせている。

同シーズンの舞台は、これまでとは違って複数の場所になるという。別々の街が映し出され、ロケも敢行するようだ。共同製作総指揮を務めるブラッド・ファルチャックは、「あるメインキャラクターに着想を得て、アメリカにある本当に恐ろしい場所をリサーチした。とんでもない場所が出てくるよ」と視聴者を震撼させることを約束した。

日本では、シーズン2となる『アメリカン・ホラー・ストーリー:精神科病棟』が、FOXで2013年5月18日(土)24:00に放送スタート予定。(海外ドラマNAVI)



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