「7つ集めるとどんな願いも叶うという秘宝を求めて冒険」がゲームのテーマだ。

写真拡大 (全2枚)

子供の頃、親からよくこんな風に説教された。「ゲームばっかりせずに、外に出て遊べよ!」と。

もっともだけれど、天邪鬼だけにそのまま従いたくない。外に出て、日を浴びながらゲームで遊びたい。……このアプリなら、そんな事がどうやら可能になるらしい。ウェブサービスを手掛けるエス株式会社は、12月20日より「ドラゴンメダル」(無料)なるアプリを配信している。
これはAR(拡張現実)技術と位置情報技術を融合させることにより、大冒険しながらゲーム感覚で運動ができる健康応援アプリだそう。

では、具体的にどんな遊び方が設定されているのかご紹介させてください。
(1)おてがるモード
半径500メートル以内に散らばった7つのメダルを集めるために、ドラゴンメダルレーダーを見ながら散策。ウォーキングの代わりに運動不足の解消に最適。
(2)本気モード
半径1キロメートル以内に散らばった7つのメダルを集めるために、ドラゴンメダルレーダーを見ながら小冒険。家族・友人とのイベントや、食べ過ぎた時のカロリー消費として最適。
(3)世界モード
地球全体に散らばった7つのメダルを集めるために、ドラゴンメダルレーダーを見ながら大冒険。世界有数の観光地や太平洋上にあるかも!? もし7つ集めることができたら、これであなたも冒険王。

まさに、拡張現実。ゲームを楽しんでいると、自ずと体を動かせているわけです。もちろん、ゲーム中の移動距離や消費カロリーの測定も可能。ゲームクリア時に知らせてくれるとともに、ステータス画面では今までの総移動距離や総消費カロリーを見ることもできるという。
またゲーム内で取得したポイントやクリア時間がランキングになるので、家族や友達と競い合うこともできる。TwitterやFacebookとの連携も可なので、ゲームの進行状況などをみんなで共有しながら楽しんでも良さそうだ。
「健康応援アプリはたくさんありますが、ご家族や友達とみんなで楽しみながら健康づくりができるアプリを作りたいと思い、ARと位置情報ゲームの要素を融合させて開発しました。本アプリを様々な用途でより多くの皆様に楽しんでいただければと思っています」(同社・児玉代表)

これ、運動する暇もない社会人に良さそうだよねぇ。自宅と会社の往復で日々を費やしてしまっているようなサラリーマンとか……。
「小学生や、昔、少年ジャンプを読んでいた30〜40歳代の男女。特にメタボやダイエットを気にされて日頃の運動不足に困っている方々。それと、小さなお子さんのいる親御さんにはお子さんと一緒に楽しんでいただきたいです。現時点では、30代の男性の方が多く使われているようです」(同社・企画開発部担当者)

そんなこのアプリへの反響について。
「『軽い運動に良い』といったお声をいただいています。開発時に、適度に歩けるよう何度も歩き回りメダルの散らばりを調整したので、苦労した甲斐がありました。あと変わったところでは、短時間のクリアを目指して自転車を利用する方もいるようです」(担当者)
なるほど、ハードル設定は自分次第。という事は、自転車に乗るのも手だな……。

今や、体を動かして遊べるゲームは数多い。例えば、wiiなんかがまさにそれだろう。しかし、こちらはまさに陽の光を浴びて楽しみながら健康管理できるゲーム。さすが、ARだ。
(寺西ジャジューカ)