ここにも小岩武生が! 東京都文京区の白山神社でも発見。

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神社に必ずといっていいほど貼られている”小岩武生”の千社札。この人物は誰なのか?
真相を追うために神社や札製造会社、関係者などに聞いてみることにした。

千社札を作っている会社に聞いてみよう! と思ったが、千社札を作っている会社がものすごく少ない。ネットで検索しても、1カ所しか出てこない。その会社に電話して聞いてみると「外注に出しているので、わからない」と言われてしまった。

ちなみに千社札とは神社や仏閣に参拝をした印として貼る自分の名前などを書き込んだ札のことである。昔は、千社札が貼ってある期間の間は、毎日参拝しているのと同じ徳があると考えられていたそうで、日帰り参拝者が始めたのがもともとだとか。

仕方なく、浅草あたりならあるのでは? と思い、浅草寺に電話してみると「浅草寺は、千社札を禁止している」という。うう、では祭り半纏屋はどうだ!? と、数カ所に聞いてみたら、一カ所だけ千社札の作れる祭り用品店が見つかった。電話で聞いてみたところ「個人情報の問題があるので、答えられませんが、その名前は顧客名簿には登録されていない」とのこと。千社札は通常、神社に貼ってもいいか確認してからでないと貼れないものですが、貼ってある神社に聞いても反応は鈍く……。

探索したのにすぐに行き詰まった! そこで「小岩武生を探せ!」というサイトの管理人に問い合わせてみることに。管理人さん曰く「千社札の寄り合いで同じように聞いたことがあるが、名前は名簿に登録されておらず納札会にも来ていない。有名な人は貼るところや順番が決まっているが、団体には所属していないので個人で周っているようだ」とのこと。

「小岩武生を探せ!」サイトにある分布図を見ると、たとえば武蔵野市には全くなく、鎌倉には集中しているが、都内は広範囲に渡っていて特に目立つ場所はない。「噂では、高齢な男性だと言われています。追いかけて隣に貼るファンもいる」と管理人んさん。
この間、品川七福神に行ったときにもいくつかの神社にはしっかり貼ってありました。貼ってあるのは神社の境内よりも入り口の手水舎の割合が多いよう。

あなたも初詣の際に探してみるとすぐに発見できるかもしれませんよ。
(カシハラ@姐御)