「HAPPY Turn's(ハッピーターンズ)」阪急うめだ本店初登場。目移りしてしまうほどカラフルでキュートなラッピング。

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阪急百貨店うめだ本店の地下1階。数ある有名洋菓子店の中、「並んでも食べたい」と、開店前から閉店時間まで行列が続く人気のコンセプトショップがある。亀田製菓が手掛ける専門店「HAPPY Turn's(ハッピーターンズ)」だ。

子どもの頃から、おやつに食べてきた亀田製菓の人気のせんべい「ハッピーターン」は、甘じょっぱいパウダーが旨さの秘密で、私もファンのひとり。手につくパウダーがこれまた、旨いのなんのって。そんなハッピーターンに、メープルや、木苺、抹茶に和三盆、カマンベールチーズなど、和洋7種類のパウダーが加わり、様々な厳選素材のコラボレーションが楽しめるというから、ハッピーターン好きとしては、行列覚悟も仕方ない……。

私が到着した平日14時ごろで約1時間半待ち。時間帯によっては3時間待ちのこともあるという。広報担当の笹田さんに話を聞くと、オープンして約1カ月が過ぎるが、口コミなどで1日400人近くが訪れ、行列ができている状態だという。「『幸せは広がって、またかえってくる』という『ハッピーターン』のコンセプトのもと、新たな驚きとおいしさをお届けするために、『HAPPY Turn's』は生まれました」(笹田さん)。想定の約5倍の売れ行きだという。

生地には国産米100%使用し、すべての製品に合成着色料を使わないなど、使用原料にもこだわる。「HAPPY Joy(ハッピージョイ)」は、価格も7個368円から用意され、一つずつ包装されているので、お土産にも丁度いい。

さて、念願の「HAPPY Joy」を食べてみた。私が一番好きだった味は「木苺」。木苺の甘酸っぱい味と、ハッピーターン独特の甘じょっぱい味が丁度良く、癖になる味。「紫芋」は九州産アヤムラサキを使用。口に入れた瞬間にフワッと広がる紫芋はまろやかで、やさしい味。「メープル」は、カナダのメープルシュガーパウダーを使用し、味わいは甘すぎず絶妙なブレンドだ。どれを食べても違った味わいが楽しめた。

店舗で見かけて驚いたのが、好みの味を自分で作ることができる「HAPPY Fun(ハッピーファン)」(10個入り368円)。メープルか木苺味の生地を選んで、3種類のパウダー(ミルク・ブルーベリー・木苺)から好みで1種振りかけることができる。魔法の粉とも言われる、ハッピーターンのハッピーパウダーを、これでもか!というほど、たっぷり降りかけているのだ。笹田さんにお勧めを聞いてみた。「個人的には、甘酸っぱい木苺の生地とほんのり甘いミルクパウダーがベストマッチです」

馴染みがあるお菓子を「ちょっとオシャレに」「リッチに」楽しめる特別感が、消費者にうけているのだろう。オリジナルのハッピーターンの美味しさを受け継ぎながらも、また新たな一面を見せくれる「HAPPY Turn's」。もし新しい味が出るなら、大阪らしい「たこ焼き」味とか勝手に期待してみたり!?
(山下敦子)