旅をしながら世界の文化に関する情報を発信している米国のブログ「one-giant-step」では、米国人女性が日本のラーメンについて記している。

 世界中を旅する筆者は「食」に思い入れがあり、日本でも心に残る食べ物を探したという。その国の最高級の食べ物を見つけることではなく、価格に見合ったおいしさを探し求めているのだという。

 それよりも地元にある、すぐに行けるような身近な店で、何度でも食べに行きたくなるような食べ物を探すのがモットーだと語る。いったん印象的な食べ物を見つけると、何度でも食べに行ってみる。そして、地域性の違いがあるか、スパイスや調理技術について研究したり、屋台料理やレストラン、または自宅で作る料理との違いなどを分析するという。

 毎日同じものを食べるうちに、味の小さな違いや地域性が分かってくるのだという。そんな中、筆者が日本で特に関心を持ったのが、ラーメン。米国でも日本のラーメンは人気があり、行列のできる店があるほどと紹介。日本でラーメン店に行くにあたって、まず音を立てて食べる練習をしたと語っている。

 また、材料には大まかに、ブイヨン、麺、豚肉、野菜や卵などがあり、これらを独特の調理法で作り上げると説明。ラーメンには大きく分けて豚骨、味噌、醤油(しょうゆ)、塩など10種類のタイプがあると紹介している。なかでも最高のラーメンは、コクのある豚骨ラーメン。何時間もかけてじっくり煮込んだスープで作られるラーメンは絶品で、忘れることのできない味だったと好印象を伝えている。

 一方で、最も残念だったのはファストフード店のラーメンだった。デパートの地下で食べたが、塩辛くてまずかったと残念そうだ。

 しかし、このラーメン以外はほとんどはずれがなく、日本にラーメン文化はしっかり根づいていて、感心したと記しており、日本文化を深く知る良い機会になったようだ。(編集担当:田島波留・山口幸治)