ミトコンドリアを活性化するダイエット方法とは?

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 食料品の裏側に貼ってあるカロリー表示をチェックして選び、夜はジョギング。ダイエットとは、こういうもの。そう思っている人は多いだろう。
 しかし、このようなダイエットは続かなかったり、痩せてもリバウンドをしてしまいがちだ。

 ダイエットといえばカロリー制限と運動というイメージがあるが、『ウエスト20cm減、体重15kg減!ミトコンドリア・ダイエット』(内藤眞禮生/著、ソフトバンククリエイティブ/刊)で推奨しているのが題名にある通り、“ミトコンドリア・ダイエット”だ。本書では、著者の内藤氏自身のダイエット成功体験をベースに、ミトコンドリアについて、日々の食事の取り方などを紹介していく。

 そもそもミトコンドリアとは何なのか? 人間のカラダは60兆個ともいわれている細胞の集まりだが、ミトコンドリアはその細胞の1つに数百から数千個も含まれている細胞内の微小器官。
 全身の細胞でミトコンドリアを持たないのは、血液中の赤血球だけだ。ミトコンドリアを大量に含むのは、運動の主役となる筋肉。全ミトコンドリアの80%ほどが筋肉に集中している。

 ミトコンドリアの役割は、脂質、タンパク質、糖質の3大栄養素を代謝してエネルギーを生み出すこと。体内の脂質や糖質は、細胞内でエネルギーに変わる。その際、ミトコンドリア以外の細胞質基質でもエネルギーになるが、脂肪はミトコンドリアでしかエネルギーにならない。
 脂肪を燃やせる唯一の器官であるミトコンドリアを活性化することで代謝を上げる。代謝力が高くなることで、太りにくい体となるのだ。

 過剰なカロリー制限など、つらい想いをするくらいなら本書で紹介しているミトコンドリア・ダイエットはいいかもしれない。
 食事やウォーキングで、ミトコンドリアを活性化して代謝を上げるというのは、痩せるだけでなく、免疫力も上がって健康になる。ダイエットは、健康に、痩せられるのが一番だ。ダイエットをしている人は、ミトコンドリア・ダイエットを試してみてはどうだろう。
(新刊JP編集部)