意外と多い? ご近所に「引っ越しのあいさつ」する人43.8%

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家のものを整理して、荷物をまとめて、各種手続きをして……。

やらなければならないことが山積みで慌ただしくなりがちな引っ越しですが、滞りなく準備を進めたいところ。

転居先でのあいさつまで、気が回らなかった人もいるのでは? 「マイナビ賃貸」では、Webアンケートによる調査を実施し、引っ越し時のあいさつ事情について探りました。

あいさつはご近所の顔ぶれを知るのに有効な手段。

その必要性は?引っ越してきた際に、ご近所の方に「引っ越しのあいさつ」をした回答者は43.8%と半数弱。

引っ越した地域の慣習や家族構成にもよりますが、あいさつをすることで、ご近所の輪に入りやすくなります。

マンションやアパートの場合は、大家さんや管理人さんへあいさつをする流れで、両隣や上下階の住民にあいさつをするといいかもしれませんね。

ただ、「女性の一人暮らしであることを周囲に知られたくない」といったケースも見受けられます。

悩んだら、大家さんに尋ねてみるといいでしょう。

あいさつに行ったら、あいさつ品を渡すのは常識!?引っ越しのあいさつの際に「あいさつ品」を持参した回答者は8割を超え、手ぶらであいさつに行く人は少数派という結果に。

社宅などでたくさんの世帯にあいさつをしなければならない場合など、特別な事情がない限りは、あいさつ品の購入を検討した方がいいでしょう。

ちょっとの気遣いが、その後の暮らしを快適にするかもしれません。

あいさつ品の人気は「タオル」「お菓子」「洗剤」「あいさつをするのはいいけれども、何を持っていったらいいの?」と思う方もいるでしょう。

そこで、どんな「あいさつ品」を配ったか具体的に尋ねたところ、「タオル」「お菓子」「洗剤」で人気を分け合う結果となりました。

タオルと洗剤は賞味期限がなく、低予算で実用的で贈り物に最適。

特にタオルは、かさばらないので不在時には一筆添えてポストに投函(とうかん)することもできます。

ブランド物にこだわる人や、詰め合わせを用意したという回答もありました。

お菓子を配った回答者のこだわりは幅広く、バラエティーに富んだラインナップがずらり。

「コンビニのお菓子」(女性/24歳/戸建て住宅)「女子学生限定マンションだったので、小さくてかわいいお菓子」(女性/21歳/賃貸マンション)「ホテルのお菓子」(男性/37歳/持ち家マンション)「老舗のせんべい」(女性/31歳/戸建て住宅)「地元で人気のお菓子屋さんのお菓子」(女性/27歳/賃貸アパート)「引っ越す前のところの名産品」(女性/29歳/戸建て住宅)」お菓子を用意した回答者からは、「あいさつ回りはしたけれども、どの家も出なかった。

明らかに居留守のお宅もあったはずなので、あらためてあいさつに行くことはしなかった。

(女性/31歳/賃貸アパート)」という声も。

渡せなかった場合にポストへ入れるにしても、自分で食べてしまうにしても、賞味期限は長めのものを選んだ方が無難かもしれません。

そのほかの回答で多かったのは、「そば」。

引っ越しの際のあいさつはもともと、引っ越しそばを隣近所へ配る習慣が始まりです。

乾めんなら日持ちもしますし、ファミリー層のマンションなどでは特に喜ばれるかもしれませんね。

「ビール券」や「商品券」は現実的でありがたいと感じる人がいる反面、値段が一目瞭然(りょうぜん)なことを気にされる方もいる可能性も。

「ごみ袋」「ラップ」など、低予算で実用的な消耗品も人気でした。

あげる側にも、もらう側にも負担のない額!? あいさつ品の予算は500〜1000円配ったあいさつ品の単価は、1000円以内の40.9%、500円以内の29.3%が目立ちました。

あまり高価なものを用意しても、相手にお返しなどの気を遣わせてしまうかもしれません。

大切なのは「よろしくお願いします」という気持ち。

近隣への心配りを見せて、新生活を気持ちよくスタートさせたいですね!(文・斎藤若菜)アンケート対象:マイナビニュース会員調査時期:2012年6月29日〜2012年7月2日有効回答:500人調査手法:インターネットログイン式アンケート