テレビ東京のメインキャスターはなぜか佐藤隆介。この人は暑苦しいキャラという点で松岡修造とややかぶる。でも、松岡はアスリートという裏付けがあるが、佐藤にはない。

そして古閑美保。昨年限りで引退して、ダルビッシュのところへ行くとか言ってはいたが、この人がキャスターとしてどれだけできるか、未知数である。

いつもそうだが、この局は、不思議なキャスティングをする。

予算の都合があるのだろう。他局の亜流という感じがして仕方がないのだが、テレビ東京は、ニッチ放送局だから良いのだ。他のキー局の真似をせずに、いっそ、思い切った布陣にしてはどうか。

メインキャスターは、中島誠之助。一言しか言わない。「いい仕事してますねー」
で、サブはワールドビジネスサテライトの小谷真生子。大記録が出ても、眉一つ動かさず、横の不細工な(おそらく引き立て役の)大学教授に、「このメダルの経済効果は」とか聞く。グラフとかも出す。

この局は、柔道の決勝を中継する。当然「和風総本家」風に。御年86歳の麻生美代子(磯野ふねさんですね)が、「おや、福見友子が苦戦ですね。いったいどうしたのでしょう」とやればいい。

どの局も、感動の押し売りをする中で、こういう気の抜けた番組は、鮮度が高いと思うのだが。

  • 日本テレビ、五輪中継陣はバラエティの香りぷんぷん
  • 五輪中継、テレビ朝日は暑苦しさにターボがかかる!
  • フジテレビ、五輪キャスター陣は、濃くて分厚い
  • TBS五輪キャスター陣は、例によって軽量級
  • NHK五輪キャスター陣 固かったり柔らかかったり