中国の掲示板サイト虎撲の掲示板に「なぜ中国にはサッカー日本代表のファンが多いのか?」というスレッドが立てられ、さまざまな意見が寄せられた。

 スレ主は2004年のアジアカップ決勝で中国は日本に負けているのに、中国人が日本に拍手を送るのは理解しがたいと述べている。これに対して、ほかのアジアのチームなら好きになってもかまわないが、日本を好きになるのはおかしい!と、スレ主に同意する意見もあったが、これは非常に少数であり、ほとんどはスレ主に対する反論であった。

・「日本に拍手を送るのは日本代表から学べる点が多くあるからで、別にファンになっているわけではない」・「香川や本田は確かにすばらしい。日本サッカーの発展もすばらしい。理性的なサッカーファンは日本を評価しているのであって、ファンとは違う」・「日本のサッカーがうまいのを認めるのと日本代表を支持するのは別の事だ」

 一方、率直に日本代表が好きだと主張する意見も少なからず存在し、「W杯の時は日本を応援した」、「オレは日本代表が好きだがそれがどうかしたか」という意見もあった。

 ほかには、スポーツと政治は分けて考えるべきで、スレ主の主張からしたらW杯を見ることも売国奴になってしまうという意見、さらには、中国の教育というのはサッカーを民族主義の問題にまでしてしまうような人物を輩出するのか、というコメントもあった。(編集担当:畠山栄)