内田春菊:うん。だから、この23 年間、あの時にSEXしていたら今どうなっていただろうって、時々2 人とも思っていたと思うんですよ。

コトブキツカサ:だから、きっかけなんですかね。本作もそうですけれども、先程も言ったように、もし卒業式の日にお互いがGO!だったら、今この関係になってないかもしれないじゃないですか。 普通の恋愛とかも、このタイミングを逃したら、友達になってしまう、みたいなパターンて言うのは、実際僕もあったので。 ただ、今、草食系男子は、やっぱり振られるのが怖いみたいなところがあるので、なかなかモーションを掛けられないってこともあると思うんですよね。そうすると友達同士が凄く多くなるという若者が今多いんではないかと思います。

友情と恋愛の境目は?
コトブキツカサ:ちなみに、男女の友情と恋愛の境目なんて、どこでしょうかね。

内田春菊:私は、3 回以上SEXしたら、友達は無理かな(笑)。 いや、2 回も無かった、1回はある!
コトブキツカサ:一度、男女の関係になっても、また友達の関係に復活できる?
内田春菊:出来ました!
コトブキツカサ:次会った時にすごく恥ずかしくないですか?
内田春菊:泥酔してたので(笑)。 でも、もちろん否定をしたり、覚えてないとか言わないですけれども、でも何だかんだでまた距離があって、友達に戻って連絡をとっています。

コトブキツカサ:じゃぁ、また2人で飲んでる時に、「そういえば、あの時・・」みたいな話になりません?
内田春菊:それは恥ずかしい! だってもう向こうはちゃんと奥さんいますから。 だから、その話は普段は無かった事になってますね。

コトブキツカサ:でも、もしその話を蒸し返したら、何かが壊れてしまうってお互い思ってるんですかね。

内田春菊:でもその後のお互いの相手、全員知ってますからね(笑)!
デクスターのようなイケメンと、イアンのようなブサメン、どちらの方が幸せになれる?
コトブキツカサ:デクスターのような憧れのイケメンと、イアンのような自分を愛してくれるブサメン、女性はどちらの方が幸せになれるでしょうか。

内田春菊:それは女性にもよると思いますけれども。 私もつい最近知った事なんですが、脳味噌の傾向っていうのが、いくら結婚なんてしたくないって口で言ってても、いつもと同じ日常があるっていう安定した生活に喜びを感じる脳味噌を持って生まれる人と、同じ事が続いていると嫌になって止めたくなるっていう脳味噌を持つ人に生まれつく2 通りあるらしいです。

コトブキツカサ:ダメな男の人を好きになる女性って、次もダメな人を求めてしまうって聞いたことがあるんですが。

内田春菊:私の場合は少しずつ変わってきています。

内田さんにとって“忘れられない運命の一日”は?
コトブキツカサ:本作はエマとデクスターが出逢った運命の日7月15日だけを重ねて描いていますが、内田さんにとって忘れられない運命の1日ってあります?
内田春菊:私、日付を覚えているのがいくつかあって、子供を連れて家でした日とか(笑)。

コトブキツカサ:1999 年8 月11 日、二度目の結婚相手のところから、子供2 人を連れて家出して来た日。 次が、2011 年8 月30 日、三度目の結婚相手だった人に、家を出ていってもらった日だとか。あまり、良くない日が思い出深い日なんですね(笑)。

内田春菊:そうですね、子供を連れて出て来た日が11 日だったのは覚えている。あとは、6 年くらいは入籍していたのですが、抜いた日が8 月25 日だったとか(笑)。離婚した日とか凄く嬉しかったので!「やったー!」って。 出て行ってくれた日も凄く嬉しくて!