「名古屋駅新ビル(仮称)」2016年春開業へ 計画見直しで1年前倒し

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 東海旅客鉄道とジェイアールセントラルビルが、新高層複合ビル「名古屋駅新ビル(仮称)」の開業時期を1年前倒しとすることを発表した。JR名古屋駅に隣接する旧名古屋ターミナルビルの跡地を再開発するプロジェクト。2015年末にオフィスの入居をスタートし、2016年春を目処にジェイアール名古屋タカシマヤの増床部分、約350の客室(予定)を備えたホテルを順次開業する。 名古屋駅前に新ビル 2016年春開業への画像を拡大

 「名古屋駅新ビル(仮称)」は、敷地面積約1万700?、高さ約220m、地上46階・地下6階建ての高層ビルで、施設内はオフィスや商業施設、ホテル、バスターミナルなどで構成。2階から8階にジェイアール名古屋タカシマヤの増床部分、8階に三省堂書店、9階から11階にヨドバシカメラ、12階から13階レストラン街など、低層階は商業エリアとなる。また、1階にバスターミナル、2階に名古屋駅と駅北側エリアを結ぶ歩行者通路を設けることで、交通拠点としての機能を強化。隣接する中部地区のランドマーク「JRセントラルタワーズ」と、15階までの一部フロアを接続することにより利便性を向上させる。 名古屋駅直結の地上51階建てのオフィスタワーと地上53建てのホテルタワーの2つの高層ビルで構成された「JRセントラルタワーズ」の低層部には、ジェイアール名古屋タカシマヤ、名古屋マリオットアソシアホテル、タワーズプラザ(レストラン)、オフィスなどが入居している。新たに開業する「名古屋駅新ビル(仮称)」では、「JRセントラルタワーズ」と一体となり、名古屋駅周辺地区にさらなる賑わいを創出する。 東海旅客鉄道とジェイアールセントラルビルは、旧名古屋ターミナルビルの解体工事や新ビルの設計、工事手順、事業内容の検討が着実に進行していることから開業時期を早めることを決定した。