「皆さーん、最近歩いてますかー?」という地井武男の元気な声とともに始まる、「ちい散歩」(テレビ朝日)が6年間の幕を閉じた。散歩をする地井武男をカメラが追いかけるだけという内容ながら、その独特のほのぼのとしたゆるい感じが好評の人気番組だった。
行く先々の人たちと触れ合う様子から、その人柄の良さがにじみでていた地井武男だが、病気療養とあっては仕方がない。

最終回を見たブロガーたちからは、
・地井さんには早く元気になっていだだきたいです
・大好きでした。6年間お疲れさまでした
・お人柄の良さ、楽しい会話、楽しませてもらいましたし癒されました
など、温かいメッセージが数多く見受けられた。

この「ちい散歩」を受け継いで始まった新番組が「若大将のゆうゆう散歩」だ。
番組のフォーマットはそのまま、散歩をする人が若大将こと加山雄三へとバトンタッチされたのだ。

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地味な脇役タイプの地井武男とは違い、根っからのお坊ちゃまでスター街道まっしぐらの加山雄三の起用を疑問視する声もある。69歳の地井より、さらに年上の75歳という年齢も気になるところだ。

実際に放送が始まっても、
・ちい散歩の頃のほのぼのした感じがない
・これはこれでアリかとは思ったが、地井さんの域には遠く及ばないというのが正直なところ
・もう少し、「おじいちゃんがブラブラお散歩してる」感じがほしい
と、若大将の散歩っぷりに違和感を覚えるという意見も少なくない。

加山雄三の方から庶民と触れ合おうとしても、相手は緊張・興奮してしまうのも無理はない。地井武男とは違ったアプローチが必要だろうし、これから確立していくことを期待したい。
・道行く人みんな大興奮!でも加山さんが悪いんじゃない、大スターだからしょうが無い!
・キラキラしたスターのオーラを街に撒き散らしながら若大将が行く!
・何だか、自由な殿様がタイムスリップしてきてご機嫌に歩いてるみたい
といった声をほめ言葉と考えると、この番組は若大将が自由に闊歩する漫遊記ととらえるといいのかも。

・久しぶりに元気な若大将の姿を見て、私はまた「新たな闘志」が湧いてきた
・明るい、太陽のようなお姿を見ているうちに多幸感に包まれてしまいました
・加山雄三さんも若くないですが、いつまでもお元気で長寿番組になることを期待します
など、古くからのファンはしっかり味方に付けている加山雄三。

若大将らしく、ゆうゆうと散歩していればいいのだろう。いや、庶民に言われなくてもそうするんだろうけどね。

(芦之由)

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