ウォーレン・バフェット氏
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 アメリカの投資会社バークシャー・ハサウェイの会長兼CEOを務めるウォーレン・バフェット氏が、17日ステージ1の前立腺がんと診断されたことがCNNニュースによって明らかになった。

 今回の診断では、「生命にかかわるものではない」と発表されているが、その治療は7月中旬から放射線治療を行うことになっていて、その治療までは通常通りに仕事に従事するようだ。

 バフェット氏は、1930年にネブラスカ州オマハで生まれ、11歳の時に初めて株式を購入し、その後ネブラスカ大学を経て、コロンビア大学のビジネススクールで経済学修士を取得している。1956年にオマハに戻り、投資会社バフェット・パートナーシップを設立、1969年に資産が500万ドルになったために同会社を解散し、その後老舗シャツ会社バークシャー・ハサウェイの経営権を取得した。だが、1985年に経営再建ができずにシャツ部門を閉鎖して、同会社は投資会社となり、投資会社として成功を収めて現在に至る。

 ちなみに、バークシャー・ハサウェイは3週間後に年次の株主総会を開く予定で、その総会ではバフェット氏が後継者を選定すると予想されているようだ。早急な回復を期待したい。 (細木信宏/Nobuhiro Hosoki)