【清水サーシャのアニメ考】第12回「百合系漫画・アニメ」について考える。(ゆるゆり)

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百合系アニメ「ゆるゆり」が大人気です!

(画像:「ゆるゆり」公式webサイトより)
©なもり/一迅社・七森中ごらく部

TVアニメ「ゆるゆり」、第2期TVアニメ「ゆるゆり♪♪」の制作が決定しました。

「ゆるゆり」は七森中の廃部になった茶道部の部室を占拠して活動(というよりは団欒)している「娯楽部」に所属する女子中学生4人と、それを取り巻く生徒会の女の子たちの、時に笑いあり、時に百合ありのまったりとした日常生活を描く作品です。

実は私(清水サーシャ)は「ゆるゆり」が大好きで、今回の第2期が決定したことについて大変嬉しいです。そこで今回は「百合系漫画・アニメ」について考えてみたいと思います。
百合系漫画・アニメとは?百合系漫画・アニメとは一般的に次のような定義になると思われます。

?女性の同性愛を題材としたアニメ・漫画
?どちらかと言えば肉体的な関係よりも精神的な関係を重視される。

ここで比較対象としてBL(ボーイズラブ)漫画・アニメの定義を引用したいと思います。
?男性の同性愛を題材としたアニメ・漫画
?主な読者層が女性向け(腐女子系とも呼ばれる)

ここで百合系漫画・アニメとBL(ボーイズラブ)漫画・アニメは共に同性愛を題材としたアニメ・漫画であることに気付くと思われます(男女の違いはありますが)。

ところがこの2つには主な読者層について明確な違いがあります。それはBL(ボーイズラブ)漫画・アニメの主な読者層は殆ど女性向け(腐女子系とも呼ばれる)であるのに対して、百合系漫画・アニメの場合には読者層で男女差が明確ではない(男女双方を対象としている)ためです。

これは百合系漫画・アニメが肉体的な関係よりも精神的な関係を重視しているため、BL(ボーイズラブ)アニメ・漫画にありがちな違和感(例えば、男性同士の性的な関係等)が少ないため、一般のラブコメ作品等と同様に楽しめるためだと考えられます。

※そういう意味ではBL(ボーイズラブ)漫画・アニメよりも百合系漫画・アニメのほうが万人向けの作品になりやすいと言えます。
何故、百合系漫画・アニメ作品の人気があるのか?今回取り上げている「ゆるゆり」以外では「マリア様がみてる」「青い花」「ささめきこと」「Strawberry Panic」「少女革命ウテナ」その他多数挙げられますが、どの作品も女性向けと言うわけではなくファン層に男女差があまり無いです。

※厳密に言えば「マリア様がみてる」はやや女性向きで「Strawberry Panic」はやや男性向きなニュアンスがありますが、極端な男女差の偏りは無いようです。

百合系漫画・アニメ作品の人気の要因について分析して見ますと概ね次のようなことが言えると思われます。

?美少女・美女が多数登場する。
?女性同士の恋愛が丁寧に描写されている。また、肉体的な関係よりも精神的な関係が重視しているため同性愛に抵抗がある方が視聴しても違和感が無い。
?ストーリー等の内容自体も百合要素を抜きにして面白い作品が多い。

?については一般の所謂アニメマニア向け作品と同様の傾向が当てはまると思われます。これはアニメマニア向け作品で美少女キャラが多く登場する傾向にあるのと同じ(「ゆるゆり」はまさしく当てはまります)と言えます。
?は作品等によって多少異なるものの所謂BL(ボーイズラブ)漫画・アニメにありがちな描写(男性同性愛の肉体的な関係等)が極力排除されているので、一般のラブコメ作品に近い感覚で購読・視聴出来るということに繋がります。これは作品の購読者・視聴者の垣根を低くしている点でより貢献していると言えます。
?これは最も重要な要素になりますが、ストーリー等の内容自体も面白い作品が多い(アニメ化の時点で相応に需要がある作品を選定しているとも言えますが)というのは百合系漫画・アニメ作品以前の漫画・アニメ作品として大切ですね。

結局、百合系漫画・アニメが市場のニーズに合致しているため競争原理により、高評価の作品が選定されていくということになります。


【ライター:清水サーシャ】


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