“間の悪い芸能人”がいるものだ。

 有名なところでは、2003年11月、社会保険庁(当時)の国民年金保険料収納率アップを狙った広報のイメージキャラクターとして起用されていた江角マキコが、17年間に渡って保険料を納めていなかったことが明らかとなった件だろう。

 つい先日、立て続けにそんな事件が起きた。
 その一人は、元Jリーグ選手でスポーツジャーナリストの中西哲生氏(42)が、東京都目黒区内で乗用車を運転中に追突事故を起こした件。追突されたタクシーの運転手は首に軽いケガを負ったという。
 「折悪しく、中西は車雑誌『エンジン』(新潮社)最新号の表紙モデルに抜擢され、本人もツイッターで《あこがれの雑誌の表紙に起用してもらってうれしい》とコメントしたばかり。この事件で日も置かずに《僕の不注意で迷惑をかけてしまい、本当に申し訳ありません。より丁寧な運転を心がけます》と謝罪するハメとなったのです」(夕刊紙記者)

 もうひとつは、9月28日正午頃、後輪ブレーキの無い自転車を運転していたとして、道交法違反(整備不良)容疑で摘発された、お笑いコンビ「チュートリアル」の福田充徳(36)だ。
 「これが公になった次の日が、テレビ特番で“チュートリアル”を冠にした番組が放送されるという最悪のタイミング。所属する吉本興業はカンカンで、相当お灸をすえられたようです」(芸能記者)
 本人は謝罪とともに「今後、自転車はきちんと整備し、二度と違反のないようにします」とコメント。いずれも本人の不注意が原因だが、確かに間が悪かった。

 そういえば先に、全国的に施行された「暴力団排除条例」のポスターには、有名タレントの起用がない。もしかして“間の悪さ”を事前に警戒したのだろうか?