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9月は欧州の新学期である。パリもファッション、インテリア、デザイン、アートなど総合的な文化イベントが続々と開幕するシーズンである。そんな中、国際インテリア見本市メゾン&オブジェの運営企業SAFIが、新たなイベントを打ち出す。

見本市会期と数日ずらして、海外からのバイヤーやクライアントの滞在を1日でも延長させようという企みであろう。9月12日〜18日まで、デザイン・食・ファッション・アートを総合的に披露するParis Design Weekを発信するのだ。メゾン&オブジェは、あくまでもプロを対象にしているので、一般人は入場できない。そこに着眼したのだろう。パリ市内の店舗、ギャラリー、レストラン、ホテルなど各所を一般人にも開放し、プロジェクトや商品を披露する。
ロンドン、ミラノ、東京、モスクワなど各所で、デザイン・ウィークが開催されており、仲間入りを意識している様子もうかがえる。パリ市内でも6月中旬にDesigner’s Daysというインテリア業界が協賛するイベントが11年目を迎えているのだが、まだ、産業を活発にさせるためにはイベントが必要なのだろうか。イベントは、人と人を結ぶ大事な商談の場であるにちがいない。しかし、出展するには費用も発生する。新人は少ない経費で発表できる場を求めている。そこまでの配慮を検討しているのだろうか。第一回目の様子を観察することにしよう。


www.parisdesignweek.fr

(取材・文 Kaoru URATA)

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