なでしこジャパン7人が先発しINACが5連勝。ドイツワールドカップへ弾み<女子サッカー>
26日に開幕する女子ワールドカップドイツ大会前、最後のリーグ戦となった今週末、エースのMF澤穂希をはじめ各ポジションから7人を、なでしこジャパン(女子日本代表)に送り込んでいるINACが完全に試合を掌握した。
先制すると以降はINACペース。ポゼッションが上がると、右サイドバックのDF近賀ゆかり(代表選出)は常に高い位置に張り右サイドから崩しにかかる。意図した右からの攻撃を星川敬INAC監督は「チームのキーは川澄がいる左サイド。右から攻め、攻撃にバランス、厚みをつくる」と話した。
その右サイドから繰り返しチャンスをつくるが決めきれない。すると25分、逆側、キーの左サイドから。川澄が中央に送り込んだボールをMF大野忍(代表選出)がゴール。26分にも川澄が自ら決め、3-0。前線から積極的に守備を行い、猛攻を凌いできた伊賀もこれで意気消沈した。
後半はINACの攻め疲れが見え、ボールを回しチャンスをつくるものの、最後の一本が決めきれなかった。62分、CKからDF田中明日菜(代表選出)がヘディングでのゴール、1点を加えて。
先発した、なでしこジャパンの7人は、各々いいプレイを見せた。
川澄は「チャンスがあったのに決められなかった。こんな(点差のつく)試合だったが、チャンスを確実に決めなくてはいけない。世界では当たり前のことだと思う」と言うが、強みの縦へのスピードは後半最後まで衰えなかった。自身初のワールドカップには「本当に楽しみ。自分が出場できることを誇りに思う」と話した。
1ボランチで守備に割かれる時間が多く、点に絡むことが少なかった澤も「攻撃面は課題のひとつだが、前の選手が点を取ってくれるので任せていた」と言い、「(ワールドカップでは)自分のプレイをするだけ。後輩たちには『自分がやってやる』ぐらいの気持ちで戦ってほしい」と"なでしこクイーン"らしい発言もあった。
