経済学から相撲の八百長を証明!? 映画『ヤバい経済学』が日本公開

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〔左から〕居島一平氏、上杉隆氏、武田頼政氏

5月28日(土)から公開される映画『ヤバい経済学』は、ホントにヤバいかも知れない。

原作は400万部の世界的ベストセラーとなった“ヤバ経”こと「ヤバい経済学 −悪ガキ教授が世の裏側を探検する」(東洋経済新報社/原作:スティーヴン・D・レヴィット、スティーヴン・J・ダブナー)だが、本には描かれていなかったエピソードも映像化。原作者本人も出演しての、常識をひっくり返すエンタメ経済ムービーとなって登場!

5つのエピソードを紹介しているが、その中の一つ「Episode3 純粋さの崩壊」として、相撲の八百長問題を取り上げている。日本ではまさにホットなヤバいネタ!2000年の歴史がある、日本の国技・相撲に注目したアメリカの経済学者がデータで証明した結論は?キーワードは“インセンティブ”(やりがい/成功報酬)!

映画公開を目前に、大相撲八百長問題で大相撲協会を相手にガチンコ勝負をしているノンフィクションライター・武田頼政氏(映画にも出演!)と、福島第一原子力発電所事故問題などをいち早くツイッターを駆使して伝え続けているジャーナリスト・上杉隆氏の2人による“ヤバい”トークイベントが、相撲ファンでもある芸人の居島一平氏の司会で、5月21日(土) 阿佐ヶ谷ロフトAで行われた。

映画のダイジェスト版として大相撲のエピソード部分が上映され、さらに大相撲夏場所が開催中(トークイベントの翌日に千秋楽)ということもあり、相撲界の裏話・暴露話がどこまで出てくるかと、ほぼ満員の会場は期待でムンムン。

イベントはUSTREAMで実況中継されていたが、後半はヤバ過ぎということで中継をカット。とはいえ、実況中でも実名がバンバン飛び出て、本当に大丈夫?と思ってしまうほど。

しかし、15日間の本場所が年6回開催される大相撲。全場所をガチンコでやれるものなのか?公傷制度もなくなり、体力的なこと、怪我をした後のことを考えると、素人でも心配になるところ。横綱がトップに立つピラミッド構造、引退するまで相撲世界しか知らぬままのムラ社会・・・欲得(インセンティブ)から考えれば、八百長がないということのほうがおかしいのでは?と映画にも絡んだ実名・実話トークで会場はヒートアップ。最初は口の重かった武田氏も、次第に饒舌に!


最初は口の重かった武田氏も、次第に饒舌に!<br>

上杉氏は、かつて取材したというワールドカップ直前にイタリアサッカーの八百長問題を語った。海外ではメディアが八百長問題を堂々と追及し、読者はそれを評価しメディアの売り上げも伸びる。翻って日本のメディアは?「武田さんが八百長問題を雑誌に掲載していたときに他のメディアはどう扱ったのか?全く取り上げなかったんじゃないか?」と、海外のメディアは強いものに向かっていくが、日本は・・・と、東電問題にひっかけてメディアをばっさり。この映画が日本ではなくアメリカで作られことが、日本の現状を端的に表しているのかも・・・。


ヤバいことをさらっとつっこむ上杉氏

しかし、ヤバいことをさらっとつっこむ上杉氏に、汗が止まらない武田氏。戸惑いつつも、ついつい実話をばらしてしまう武田氏に、会場には驚きと笑いが。

八百長があった部分を正直に認めたうえで、必要なシステムなどの改革のうえで出直すべき、と最後にまとめる武田氏。大相撲への熱い“愛”があるからこそ、苦言を言わざるを得ないのだろう。それでも「ガチンコの相撲は本当に面白い」と言い切る武田氏は、イベント後に大相撲夏場所が開催されている国技館へと向かっていった。

『ヤバい経済学』
NYで90年代に犯罪が激減したワケとは?とか、高校生の成績を伸ばす実験の結末は?といった、思わず目からウロコのオモシロ理論を次々に展開する映画『ヤバい経済学』は、5月28日(土)より、新宿武蔵野館ほか全国順次公開!

日本では語れなかった大相撲問題、あなたの目でチェックしよう!
(C)2010 Freakonomics Movie,LLC

■ 参考サイト
映画『ヤバい経済学』サイト(http://www.yaba-kei.jp/

(DAMIAN大島)

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